ジョーティッシュとアーユルヴェーダ

「ジョーティ」とは「光」という意味のサンスクリット語。ジョーティッシュは「光の科学」と言われます。また、ヴェーディック(知識の)・アストロジーと呼ばれる事もあります。アストロジーと言うと占いと感じますが、インドではジョーティッシュ=学問です。私がやれば、当たるも八卦・外れるも八卦レベルですが、正しく生活する者が、正しく勉強し、その知識を正しく活用したら、正しい答えを語るのではないか?と思います。実際、インドの占星学は当たる確立が高いようで人気があります。私も、インドで長年、とってもよく当たる占星術師を探しています。希望としては、良いアーユルヴェーダ医師で、なおかつ、優秀な占星術師。見つかったらいいな。そんなところから始まった仕事です。

インド占星術では、9つ(ナヴァ)の惑星(グラハ)

太陽
火星
水星
木星
金星
土星
ラーフ
ケートゥ
スーリャ
チャンドラ
マンガル
ブッダ
グル
シュックラ
シャニ
ラーフ
ケートゥ

とアセンダント(ラグナ)を使います。意味は
ASC、ラグナあるいは上昇星座と呼ばれる。生まれた瞬間の東の地平線と黄道が交わるポイントで、日本語では上昇宮、インド占星術ではラグナといいます。占星術では最も重要な個人の感受点となり、このアセンダントが位置する星座が第1室になります。
とのことであるが、インド占星学には様々な流派があり、アセンダント=東の地平線と黄道が交わるポイントだけとは限らないと、インドで諭されたことがあります。

ラーフとケートゥ
太陽と月の軌道の交点で、蛇の頭としっぽで表わしますが、占星術では惑星、あるいは「影の惑星」と呼んでいます。インド占星術では、天王星、海王星、冥王星は用いません。


このジョーティッシュと、アーユルヴェーダのつながりを簡単な表にしてみると、

スーリャ
チャンドラ
マンガル
ブッダ
グル
シュックラ
シャニ
ラーフ
ケートゥ
胆汁・心臓・脳・頭・目・骨
リンパ系・肺・血液循環・水・乳房・ だ液・子宮・血液
鼻・腱・額・筋肉・胆汁・ 骨髄・脊髄・消化力
気管支・舌・ 胆汁・筋肉・中枢神経・皮膚・粘膜・腸
粘液・腎臓・肝臓・脂肪・動脈・耳
卵子・精子・生殖器官・水・目・粘液
脊髄・筋肉・足・ひざ・
消化器官・排泄器官
神経・脊柱

簡単にジョーティッシュの行い方の一例を説明すると
生まれた時の星の配置で大まかな運命をみたり、現在のホロスコープと生まれた時のホロスコープを比べて影響を見たりします。火星の影響が強すぎたりすると消化力がダウン。アーユルヴェーダでは、火の力を抑える薬・食べ物が用いられたり、宝石が好きな人は、宝石療法なども組み合わせたり、、、、。おもしろいですね。

鑑定の行い方